SEOで重要!キーワード選定のやり方やコツを初心者用に解説

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SEOで重要!キーワード選定のやり方やコツを初心者用に解説

解決できる疑問

キーワード選定の重要性って何?

具体的にどんな手順でやるの?ツールは必要?

キーワード選定をした後にやることは?

キーワード選定はサイトを作る上で重要な作業です。

やらなくても記事は書けますが、テーマとズレた記事を量産したり、検索ボリュームが無いキーワードばかり書いたりして後悔することも。

 

頭を使う作業ですが、やり方は簡単なので、ぜひ記事の手順に沿ってチャレンジしてみてください。

キーワード選定をしていると、ブログ運営がサクサク進みますよ!

自己紹介

私は普段WEBライターとして活動しているのですが、個人ブログでキーワード選定やサイト設計をすることで、クライアントにより貢献できました

WEBライターにとっても有益な内容なので、参考にしてみてください。

 

キーワード選定=サイトの材料集め

キーワード選定=材料集め

キーワードはサイトを作るための材料です。

サイトに必要なキーワードを選び、読者ニーズに沿って記事を書いていくのが基本

 

キーワード選定をおこなわず、適当なキーワードで書いていくことは、地図を持たず無闇に目的地へ走り出すようなものです。

一方キーワード選定をきちんとおこなっているサイトは、完成までの道すじができており、最短でサイトを完成させられます。

 

キーワード選定をするとサイトの全体像が見えるので、不安なく始められますよ!

 

キーワード選定の前にやる3つのこと

キーワード選定の前にやる3つのこと

キーワード選定をするには、サイトの内容を決め、キーワードを理解した上でやらなければいけません。

ここでは、キーワード選定の前に押さえておきたいことを3つご紹介します。

 

①|サイトのテーマ・目的を明確にする

前項で、「キーワード選定は材料集め」と解説しました。

材料を集めるためには、「集める基準」を決める必要があります。

 

そのために、サイトのテーマ・目的を明確にしましょう。

たとえば、投資を始めたい初心者に向けたサイトなら、「投資の基本を学び、証券口座を開設し運用するのがゴール」と設定できます。

 

このように、テーマや目的となるゴールを設定すると、選択するキーワードの性質が見えてくるでしょう。

また、ブログアフィリエイトで収益を得たい場合は、販売する商材を必ず決めておきましょう。

何も決めずに始めてしまうと、「記事を書き出したけど売るものがない…」という事態になりかねないからです。

 

②|ペルソナを明確にする

大まかなテーマや目的が決まったら、ペルソナを設定し読者を具体的にしていきます

ペルソナって?

サイトを訪れる読者の具体的な情報のこと。

年齢・性別・居住地などの基本情報だけじゃなく、目標・性格・価値観など、細かく設定していきます。

ペルソナを設定すると、読者の悩みをより具体的に解消できるので、深く刺さるコンテンツが作れるのがメリット。

 

とはいえ「ターゲットが狭くなるのでは?」という懸念もあります。

しかし、誰にでもいえる情報を羅列するより、誰か一人に伝えるイメージで書いたほうが、価値のあるコンテンツになりやすいでしょう。

 

ペルソナの例

投資の初心者向けサイト

年齢:34歳

性別:男

居住地:東京都千代田区

職業:公務員

家族構成:配偶者と3歳男児、6歳女児

収入:年収600万円

趣味:釣り

性格:積極性はなくおっとりしているが、趣味には没頭するタイプ。割と一人が好き。

悩み:年収には満足しているが、少し生活レベルを上げすぎている気がする。趣味にもお金を使いすぎかも。貯金も400万円しかないし、資産運用しないとまずいかな。

目標:上の子が18歳になる12年後までに、2,000万円の資産を築きたい。

課題:節約をしつつ生活レベルを落として、投資に回せる資金を確保したい。

以上のペルソナから、「投資の始め方や資金確保のための節約法」などのコンテンツが考えられます。

 

③|「キーワード」を理解する

キーワードには「検索ボリューム」と「キーワードの性質」があります。

検索ボリュームごとの名称

〇〇以上はビッグキーワード。という明確な指標はありません。

ここで紹介するのは、一般的にいわれる目安として参考にしてください。

ビッグキーワード

月間の検索ボリューム1万回以上のキーワードです。

競合が強く、大きなメディアでないと上位表示が難しいキーワードですが、もし上位を取れたら大きな収益が見込めるでしょう。

ミドルキーワード

検索ボリューム1,000回〜1万回のキーワードです。

個人サイトでも十分な収益が狙えるキーワードなので、こちらの上位表示を目標にします。

スモールキーワード(ロングテールキーワード)

検索ボリューム100〜1,000回のキーワードです。

大手メディアは収益性が悪いためあまり狙わないゾーン。

スモールキーワードで集客し、サイトやミドルキーワードへの流入を稼いでいきます。

 

続いてキーワードの性質です。

 

キーワード(クエリ)の性質

Doクエリ(したい)

  • 投資 始め方
  • 引っ越し 〇〇市

Buyクエリ(買いたい)

  • 〇〇 最安
  • 〇〇 販売店

Knowクエリ(知りたい)

  • チャート 見方
  • WEBライター 年収

Goクエリ(行きたい)

  • 〇〇 行き方
  • 〇〇株式会社

BuyクエリとDoクエリは商品やサービスの購入に近いので、これらのミドルキーワードを軸にサイト設計をすると良いでしょう。

 

Knowクエリは、読者のためになるお役立ち記事が多くなります。主にロングテールキーワードで書いていく、集客目的の記事になるでしょう。

 

Goクエリは、企業のホームページなどでカバーするクエリです。

 

事前の準備をしっかりやることで、キーワード選定の精度も高くなりますよ

 

キーワード選定のやり方を4ステップで解説

キーワード選定の4ステップ

キーワード選定は前提が間違っていなければ、大きくズレることはありません。

テーマやペルソナに沿って情報を集めていけばよいだけです。

ここでは、サジェストキーワードでのキーワード選定を例に、4ステップで解説します。

 

step
1
軸となるキーワードを決める

軸となるキーワードとは、「これで上位が取れれば収益が見込める」というキーワード。ボリュームとしてはミドルキーワードが狙いやすいでしょう。

この軸は、サイトのテーマやペルソナから考えていきます。

 

たとえば、株式投資がテーマで証券口座の開設が目的であれば

  • 「株式投資 おすすめ」
  • 「株式投資 口座」

など、成約に近いキーワードを軸とします。

 

検索ボリューム、成約までの距離、サイトテーマやペルソナを基準に考えてみましょう。

 

step
2
サジェストキーワードを取得する

サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力したとき表示される、「よく検索されるキーワード」のことです。

サジェストキーワードの取得には、「ラッコキーワード」を使用します。

ラッコキーワードって?

サジェストキーワードを一括で取得できる無料ツール。

共起語や見出しの抽出などリサーチに便利。

ラッコキーワードでテーマとなるキーワードを入力し、サジェストを取得します。

 

株式投資のブログなら「株式投資」と入力してみましょう。

ラッコキーワード

サジェストが表示されたら、画面右上の「全キーワードコピー(重複除去)をクリックし、キーワードをコピーしておきましょう。(保存したい人はCSVダウンロードも)

 

これでサジェストキーワードを取得できました。

ステップ3では、サジェストキーワードの検索ボリュームを確認していきます。

 

step
3
検索ボリュームを確認

検索ボリュームの確認にはキーワードプランナーを使います。

キーワードプランナーって?

キーワードのボリュームや過去の指標、キーワードの候補が見つけられるGoogleが開発したツール。

キーワードの検索ボリュームを一括で取得できます

キーワードプランナーは広告出稿者向けのツールなので、広告を出さないと細かい数値が見られず「1,000〜1万」のようにざっくりとした数値になります。

とはいえ、キーワード選定だけなら問題ないのでさっそく使ってみましょう。

 

Google広告に登録後、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選択し、検索窓に先程のサジェストキーワードをコピーして開始をクリックします。

すると、以下のような画面が表示されます。

キーワード

  1. 月間平均検索ボリュームをクリックして多い順に並び替え
  2. 検索ボリュームがあり、テーマへの関連度が高いキーワードをまとめる(スプレッドシートなど)

他にも

  • キーワードプランナーの「キーワード候補」から関連するキーワードを探す
  • 軸となるキーワードから読者に必要なキーワードを連想する
  • Yahoo!知恵袋や教えて!gooのリアルな悩みから連想する

など、やり方は無数にあるので複数のやり方でキーワード選定をしていきましょう

 

30〜50記事前後で完成する特化ブログなら、テーマに必要なキーワードを一つずつ考えた方が、まとまりのあるブログになる可能性が高いでしょう。

 

これでテーマに関連するキーワードとボリュームが分かりました。

ステップ4では、サイトに最適化するためのカテゴリー分けをしていきます。

 

step
4
キーワードのカテゴリー分け

キーワードのカテゴリー分けは、マインドマップの「XMind」を使うとやりやすいです。

下の画像のように、軸となるキーワードへ内部リンクできるキーワードを配置していき、一つのカテゴリーを作っていきます

マインドマップ

  • 軸となるキーワード=収益性のあるミドルキーワード
  • 内部リンクでつなぐキーワード=集客性・関連性の高いスモールキーワード

以上に注意していくつかのカテゴリーを作ります。

カテゴリーを作り、サイトの全体像が見えたらスプレッドシートをカテゴリー別に並べ替え、シートを色分けするなど見やすいようにしておきましょう。

 

以上で対策するキーワードが決まりました。

しかし、これでキーワード選定が終わりな訳ではありません。

記事を書いていく内に新たに必要なキーワードが出てきたり、必要ないキーワードも出てくるので、その都度調整しながら記事を書いていきましょう。

 

始めから完璧にやるのは難しいので、サイトの全体像を作るイメージでチャレンジしましょう。

 

キーワード選定後にやる3つのこと

キーワード選定後にやる3つのこと

キーワード選定後は実際に記事を書いていくのですが、そこで重要なので「書く順番と書いた後のメンテナンス」です。

ここでは、具体的な順番とその後のメンテナンス方法を解説していきます。

 

①|ロングテールキーワードから書く

ロングテールキーワードとは、検索ボリューム100〜1,000、2〜3語で構成されたキーワードのことです。

キーワードを整理した後は、このロングテールキーワードから書き始めます。

 

その理由は「まずは集客をしないと販売ができないから」です。

いきなりボリュームが大きなキーワードを書いても、集客が無ければ意味がありません。

そのため検索上位を取りやすく、具体的な読者ニーズに応えられるロングテールキーワードから書き始めます。

 

また、集客が増えてくるとドメインパワーも強くなり、より上位表示がしやすくなる効果も期待できます。

以上のように、まずはロングテールキーワードで集客を目的にしましょう。

 

②|順位を計測する

記事を書いた後は順位を追うことも大切です。

記事の質を評価する指標にもなりますし、リライトする記事を決める判断基準にもなります。

 

サーチコンソールでも順位チェックはできますが、専用のツールを使うと大幅に効率化が可能。

WindowsであればGRC、MacであればRankTruckerで順位計測をしていきましょう。

記事の順位は2〜3ヶ月程度で落ち着くといわれています。すぐには上がってこないので、焦る必要はありません。

 

11〜30位あたりに上がってきた記事は、リライトにより上位まで上がる可能性があります。(もちろん下がる可能性も)

また、100位〜など全く上がってこない記事は、再度ライバルサイトや読者ニーズの確認をしてみたほうが良いでしょう。

 

③|定期的にキーワードの変化をチェックする

キーワードの需要は世の中の変化に連動しています。

そのため、定期的にテーマとする市場に変化がないかチェックしておくことが重要

 

たとえばリモートワークが増えてくると、自宅の仕事環境を充実させるグッズや光回線、ポケットWi-Fiなどの需要が増え、キーワードの価値も変化していきます。

 

そのため、世の中のトレンドやテーマにしている市場の変化を察知する必要があります。

情報を得るためのおすすめツールは「Googleトレンド」「Twitter」です。

 

Googleトレンドは、指定したキーワードの検索ボリュームを時系列で確認できるので、変化が一目で確認できます。

 

Twitterは、リアルタイムで業界のトレンドを発信している人を追うと、最新情報を見逃さずにキャッチできます。

 

また消費者の声を直接見られるので、新たなキーワードのアイデアも得られるでしょう。

 

キーワード選定のやり方はシンプル!手順どおりに進めよう

キーワード選定は、サイトの開設前、開設後どちらにも重要な作業です。

サイト設計をおこなう上で骨組みを作る作業なので、丁寧にやっていきましょう。

とはいえ、初めてのブログでそれほど細かくやりすぎると、いつまでも執筆できないので、全体のイメージができる程度にしてください。

今回のまとめ

  • キーワード選定はサイトの骨組みを作る重要な作業
  • サイトのテーマや方向性を決めてキーワード選定をする
  • ツールでキーワードと検索ボリュームを調べつつ、必要なものを取捨選択する
  • ロングテールキーワードから書き、執筆後はメンテナンスをおこなう

少々面倒な作業ですが、やっておかないと後々後悔するので、ぜひチャレンジしてみてください!

まだブログを開設していない人は、「最短10分のブログ開設方法」を参考に、ブログを始めてみましょう。

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