この記事では、以下のようなWEBライターの疑問にお答えします。
- WEBライターって何する仕事なの?
- どんな働き方があるの?年収は?
- WEBライターのメリット・デメリットは?
- 向いている人は?スキルアップの方法は?
WEBライターに興味のある方がイメージできるように、さまざまな角度でWEBライターの仕事を紹介していきます。
この記事を参考にすると
- WEBライターの具体的な仕事内容や年収がわかる
- 自分が向いているか判断できる
- スキルアップの方法がわかる
WEBライターにチャレンジしたい人の、知りたい情報を網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください。
私自身、フリーランスのWEBライターとしてストレスなく働き、勉強しながら充実した毎日を過ごしています。
記事を見て「自分でもできそう」と思った人は、副業でもよいのでぜひチャレンジしてみてください!
WEBライターとは?意外と広い仕事内容を解説
WEBライターとは「WEB記事を通して読者やクライアント(会社)に価値を提供するお仕事」です。
みなさんも何かわからないことがあると、Googleで検索し疑問を解決しているでしょう。
そこでみる多くのWEB記事は、WEBライターが書いています。
仕事の流れは次の図解のようなイメージです。
たとえば上記のように、商品を販売している企業の自社メディアがあるとします。
その企業が自社でメディアを設計したり、WEB制作会社や編プロにオウンドメディアの制作や運営を依頼したりするパターンが多いでしょう。
そして、サイト設計をした後に記事を入れるとき、WEBライターに執筆を依頼します。(自社のライターや外部のフリーライターなど)
そこでWEBライターは質の高い記事を書き、読者と企業に貢献し報酬を得るという訳です。
ざっくりとしたWEBライターのイメージは伝わったでしょうか。
具体的な働き方は、次項の「WEBライターの働き方」で解説します。
いろんな働き方を知ることで、WEBライターへのイメージが広がる内容になっていますよ。
WEBライターの働き方を解説
WEBライターといえば、主にフリーランスのイメージが強いかと思います。しかし、企業に所属するWEBライターなど、さまざまな働き方を選べるお仕事です。
自分に合った働き方ができるので、多くの人にチャレンジしやすい職業といえますね。
ここでは代表的な
- 編集プロダクションの専属ライター
- 企業の専属WEBライター
- フリーランスのWEBライター
以上3つを紹介していきます。
編集プロダクションの専属ライター
編集プロダクションが請け負う仕事は
- オウンドメディア(自社サイト)の構築・運営
- 記事作成のための取材や執筆作業
など、多岐にわたります。
そして、社員として記事を執筆するのが編集プロダクションの専属ライターです。
プロのライターや編集者さんから、直接指導を受け多くの知見を得られるので、成長スピードは特に早いでしょう。
企業の専属ライター
自社メディアを運営する企業で働く専属ライターのことです。
基本的に自社の商品やサービスに関する記事を制作するので、専門性に特化したライターとして重宝されます。
働き方は一般のサラリーマンと同じで、決まった収入を得ながら社内のライティング業務を担当する仕事です。
さまざまな案件をこなす訳ではないので、編集プロダクションに比べると経験の幅は狭くなりますが、安定した仕事量で働きやすい一面があるようです。
フリーランスのWEBライター
フリーランスのWEBライターは、企業や編プロ、個人でメディア運営をしている人から仕事を受注します。(私はこれに該当します)
フリーランスは個人事業主なので
- 仕事の獲得
- スケジュール管理
- 税務関係の処理
などすべて自分でおこない仕事を進めていきます。
会社員のように保証もなく収入も不安定になりがちですが、自分で仕事量や案件をコントロールできるので、正直ストレスはあまりありません。(収入面の心配が一番です)
自宅で働きたい人には魅力的な選択肢になりますが、日々勉強を続けてスキルアップしないと仕事を取るのは難しいでしょう。
このように、すべて自己責任で仕事をするのがフリーランスのWEBライターです。
WEBライターの働き方は、大きく分けて以上3つになります。
私は正社員として働いたことはないので、現場の詳しい状況をお伝えすることはできません。
しかし、リモートでクライアントと打ち合わせもできる昨今。フリーランスでも十分チームとして関われると実感しています。
次項では「WEBライターの仕事の種類」を解説します。
仕事の幅広さがわかる内容なので、ぜひ参考にしてください。
WEBライターの仕事の種類を解説
WEBライターの仕事はWEB記事を書くことですが、細分化すればかなりの種類があります。
ここでは、主な仕事の種類や近年需要が伸びている仕事を紹介していきます。
WEB記事の執筆代行
一言でWEB記事といっても、さまざまな種類があります。
- コラム
- エッセイ
- 取材記事
- イベントレポート
- 広告記事
- オウンドメディア記事
などの仕事があり、それぞれ得意としているライターさんがいます。
そして、さらに細分化すると
- 金融系の記事を専門とするコラムニスト
- 音楽イベントのレポートを得意とするライター
- 販売に特化したセールスライター
など、WEBライターといっても人それぞれ異なる一面があるのが実際のところ。
中でも案件数が多いのは「オウンドメディア記事」です。
オウンドメディアを持つ企業は数え切れないほどあります。そしてその企業の多くが、ライターに記事制作を外注しているので当然です。
そのため、初心者ライターさんはSEOやセールスライティングを学び、オウンドメディアで企業の欲しがる記事を作れるようになる必要があります。
以上のように、WEB記事の執筆にはさまざまな種類があるので、初心者でも学べば仕事を取れる業界といえるでしょう。
SNSの運用代行
TwitterやInstagramなどのSNS運用を代行するお仕事です。
- アカウントの立ち上げ
- 投稿
- コメントチェック
- レポート作成
などが主な仕事内容。どこまで請け負うのかは、費用やクライアント次第です。
最近では、SNSでフォロワーの多いフリーランスも仕事が取れているようなので、自分のSNSを育てておいて損はないでしょう。
WEBライターは、執筆以外の仕事に対応できることも強みになるため、勉強しておくと収入の底上げになるかもしれません。
Kindle本の執筆・編集代行
Kindleが出たことで、誰でも電子書籍を作れるようになりました。
電子といえど、書籍の権威性は大きいので出版したい人は多く存在します。
とはいえ、Kindle本の平均的な文字数は15,000〜20,000文字なので「そんな長文書けないよ」というのが普通です。
そこでWEBライターが、本人に取材をしながら構成を考え、出版まで手掛けるという訳です。
長文なので取材や構成が難しく非常に時間がかかります。その代わり、文字単価6円や10円など大きな収入につながるお仕事です。
また、自分で出版して印税で稼ぐという方法もあります。自らの宣伝にもなるので、一石二鳥のWEBライターに効果的な方法です。
幅広い知識やスキルが必要なWEBライター。
実際にどのくらい稼げるのか気になるところです。次項では、WEBライターの年収について解説していきます。
WEBライターの年収は300〜450万円
正社員として雇用されているWEBライターは、300〜450万円の安定した金額を稼げます。
下記の画像は、indeedで検索した3社の正社員WEBライターの年収です。
一方、フリーランスのWEBライターは、年収1,000万円レベルの人がいる一方、平均的な年収を稼げない人も多くいるようです。
そのため王道のパターンは「正社員として働き、スキルと人脈を獲得してフリーランスになる」ことでしょう。
とはいえ「そこまで時間をかけられない」という人もいると思います。(私は36歳でWEBライターを始めたのでフリーランス一択でした)
そのような「未経験からフリーランスになり収入を上げたい人」は「突き抜けたスキル」を手に入れるしかありません。
一つのカテゴリーでも高いレベルのライティンができると、全国から仕事を受けられるため、平均以上の収入を稼げる可能性は大いにあります。
以上のようにWEBライターの仕事は、ラクに平均以上稼ぐことは難しいですが、スキル次第で大きく収入を伸ばすことも可能な職業です。
多くのカテゴリーがあるWEBライターだからこそ、尖った専門性は大切。未経験からでも可能性のあるお仕事ですよ!
WEBライターのメリット・デメリット
WEBライターの一般的にいわれるメリット・デメリットを解説しますが、正直メリットに感じるか、デメリットに感じるかは人それぞれです。
そのため、紹介する項目が「自分にとってはどうか」という視点で参考にしてみてください。
WEBライターのメリット5選
まずはメリットから。自由度の高さが中心の内容です。
①|完全リモートが可能
WEBライターは出社しなくても働ける職業です。実際に私も、福岡県の片田舎に住みながら東京都の企業と契約しています。
そのため
- 寝る時間
- 起きる時間
- 服装や髪型
- 執筆場所
などすべて自由。
特に出勤しなくてよいのは、時間効率や移動コストの面で大きなメリットといえます。
どこでも自由に働けるからノンストレス!
②|対人関係の悩みから開放される
アドラーいわく「すべての悩みは対人関係の悩みである」とのこと。
つまり、直接人と会わなければ対人関係の悩みはほぼ無いといえます。(クライアント次第ですが)
WEBライターのコミュニケーションは基本テキストなので、文字以外の情報が遮断され、無駄な気を使わずに済みます。
実際に人は「表情や声色」などの「言語以外の情報量」のほうが多いらしいです。
そして「情報量が多く複雑なコミュニケーションのほうが疲れる」ということなのでは?と思っています。
私も前職を辞めてフリーランスになったことで、対人関係のストレスはほぼ0になりました。(ディレクション時に多少感じますが)
不要な対人関係のストレスが激減!テキストコミュニケーションは心地よい。
③|スキルと実績が溜まる
WEBライターの仕事は全てが実績として蓄積されていきます。
執筆した記事数や成果を、具体的な数字としてポートフォリオに反映させれば、徐々に仕事を取りやすくなるでしょう。
また、さまざまな案件をこなすことで、幅広いライティングスキルや知識が溜まり、個人としての価値も高まっていきます。
「どんな仕事でも実績やスキルは溜まるよ!」というのは確かですが、目に見える形で証明でき、社会的に評価されるかというと難しい場合もあります。
特に企業に勤めている場合、自分以外の変数が多すぎて「自分の実績だ」と言いにくいこともあるでしょう。
以上のように、個人の実績やスキルが目にみえて溜まることが、WEBライターのメリットです。
書くほどにスキルと実績が溜まり、仕事が取りやすくなる!
④|汎用的なスキルが手に入る
ライティングスキルはとても汎用的なスキルといえます。
なぜなら、WEBライティングの根幹には論理的思考があるからです。
論理的思考を駆使して「物事の考え方、組み立て方」を習得すれば、ライティング以外にも転用できます。
また、書くというスキル自体もさまざまな仕事に活用できるので、どのような仕事でも役立つスキルといえるでしょう。
たとえば、報告書やプレゼン資料などの日常的に使う資料作成や、顧客にわかりやすく商品を説明するときなど。
以上のように「身につけておいて損はない一生モノのスキル」がWEBライティングスキルです。
企業内での忖度など汎用性のないスキルが多い中、WEBライティングは幅広く使えるスキル!
⑤|過去の職歴を活かせる
WEBライターとして初心者であっても、過去に専門性の高い仕事をしていれば、WEBライターのキャリアに大きく役立ちます。
たとえば
- 薬剤師の知識と経験を活かして専門性の高い記事を執筆する
- 化粧品販売で得た知識を使い、説得力のある商品解説をする
- 調理人の知識を使い、簡単においしい料理を作るコツを解説する
などなど。
IT系などの需要が高い経歴や、税理士などの難しい資格が必要な職業についていた人は、早い段階で高単価な仕事を受注できる確率が高いので有利といえます。
とはいえ「前職がまったく役に立たない」という人もいるでしょう。(私もそうです…)
しかし、WEBライターは専門職についていなくても、深くまで勉強すれば十分に質の高い記事を作れます。
過去の職歴が実績として評価される懐が広いお仕事。
デメリット4選
次にデメリットを解説していきます。
紹介する内容が耐えられない人には辛い仕事になるので、自分に置き換えて考えてみてください。
①|孤独になりがち
リモートワーク限定の話ですが、基本一人で自宅作業になるため孤独です。
仕事場で同僚とコミュニケーションを取るのが好きな人にとってはカナリ辛い状況といえるでしょう。
私もひどいときは、2〜3日間ひとり言以外は喋っていないことがあります。(一番喋るのが校正のときの音読というレベル)
若干の寂しさはありますが、一人で集中し考え事ができるので、思考が深まり充実した毎日です。
反対に「一日喋らないなんて無理!」という人は、やめておいたほうがよいでしょう。
WEBライターは「考える仕事」でもあります。孤独と相性が良ければ仕事がはかどりますが、孤独が苦手な人には難しいでしょう。
②|不健康になりがち
WEBライターは同じデスクで一日中座って作業をします。
そのため、運動量が少なく腰や肩、目への負担が大きなお仕事です。
実際に、京都府立医科大学の研究によると「日中の座位時間が2時間増えるごとに、死亡リスクは15%増加する」という恐ろしいデータも出ています。
(京都府立医科大学 日本他施設共同コーホート研究事務局)
デスクワークなら平気で6時間以上座っていますよね。これは不健康といえるでしょう。
対策としては
- スタンディングデスクを併用する
- 休憩中は目を休める
- 決まった時間に運動をする
- 食事は健康に良いものを控えめにする
などが考えられます。
以上を意識して取り入れると、WEBライターでも健康的な生活が送れるでしょう。
健康はすべての土台。WEBライターらしく、リサーチして生活に取り入れれば大丈夫!
③|収入が安定するまでキツイ
こちらはフリーランスに限りますが、WEBライターは初めの半年ほどがもっともキツイ期間です。
実体験として、初めは慣れずに執筆に時間がかかり、時給でいうと300円程度だった記憶があります…。
そのためは執筆に慣れ、継続案件をいただけるまで続けることが大切。
そして、執筆は運動に似ていて慣れの要素が大きな作業、継続さえできれば必ず収入は安定してきます。
初めは特にキツイ。でも諦めなければ大丈夫。安定への一番のコツは「継続」です。
④|仕事を取るのが大変
フリーランスの場合、全ての仕事は自分で取りにいく必要があります。
そのため、執筆しているだけで稼げるわけでなく、営業活動も含め個人事業主として戦略を練るのも仕事です。
WEBライターに限った話ではありませんが、フリーランスでスキルはそれなりにあっても、営業ができずに仕事が取れず辞めていく方も多いと聞きます。
また、単価を上げる戦略やクライアントから新たな仕事を巻き取る戦略も、自分で考えなければいけません。
つまり「全てにおいて主体的に行動する必要がある」ということです。
仕事を取るのは難しい。自分で試行錯誤しながら乗り越えないといけない。
WEBライターに向いてる人3つの特徴
ここからは、前項のメリット・デメリットを加味し、WEBライターに向いている人の特徴を3つ解説します。
読みながら自分を深堀りすると、発見があるかもしれませんよ。
①|好奇心が旺盛
好奇心はWEBライターにとって大切な資質といえます。
なぜなら、WEBライターの仕事はリサーチに多くの時間を割くからです。
リサーチの時間が苦しいものになれば、WEBライターという仕事を継続するのは難しいでしょう。
一方「知らないことを知れる」「調べてまとめるのが好き」という人はそれほど苦にならず継続できるでしょう。
好奇心は知識の源泉。きつくても嫌いじゃなければ向いてますよ。
②|向上心がある
WEBライターは常に知識を付けながら、自分の武器を増やしたり尖らせたりすることが大切。
つまり「停滞=後退」といえる仕事です。
そのため毎日学び、考え続けることが苦にならない人は向いています。
一方「考えるのは面倒」「スキマ時間はゲームとかしてたい」という人が続けるのは難しいでしょう。
WEBライターを続ける人はみな勉強しています。スキル向上に喜びを感じる人は向いているでしょう。
③|継続力がある
WEBライターは作業にしても勉強にしても、毎日コツコツと継続することで成果の出るお仕事です。
特にフリーランスは強制力が無いので「自分の意思でいかに継続できるか」が重要。
なので
- 一人で黙々と作業できる
- よく忍耐強いといわれる
- 一つのことを長期間続けたことがある
このような人は向いているでしょう。
とはいえ、上記に当てはまらなくても、仕組みをしっかり作れば継続できると思っています。
- 目標と得られるものを明確にする
- そのためのルーティンを決める
- 少しづつルーティンの成功率を高める
以上のように、順番に組み立て試していくことが大切です。
とはいえ仕組みを作っても、初めは守れないこともあります。
そのときは自分を責めず「またチャレンジすればよい」と励ますことが大切です。
継続力がある人は向いている。とはいえ無いと思っている人も、仕組みを作れば継続できる。
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【画像つき】ブログ開設方法を紹介!ライター初心者でも簡単に始められる
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私もWEBライターを始めてすぐにブログを開設し、仕事を得られました。スタートダッシュを切るためにもブログは必須ですよ。
WEBライターとは文章で価値を提供するお仕事
正社員やフリーランスとしてなど、WEBライターにはいろんな働き方がありますが、共通していえるのは「人の役に立つ、価値ある文章を作ること」です。
ただ情報を寄せ集めるだけでなく、抽象化し自分の言葉として文章にするお仕事。
記事を読んで「自分に向いてそう!」と感じた人は、ぜひチャレンジしてみてください。
もし「効率よく仕事の受注まで進めたい」という人はこちらの記事をどうぞ。
WEBライターの始め方!初仕事までの6ステップを解説|未経験でもOK
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